ピンポイント学習
日頃から使ってるPCについてだよ。覚えること沢山だけど、聞いたことあるワードも多いはず!
【コンピュータ】
入力装置(キーボード、マウス、各種センサなど)
出力装置(モニタ、プリンタ、スピーカーなど)
◎液晶ディスプレイ
:液体と固体の中間の状態を取る有機物分子の性質を利用。
◎有機ELディスプレイ
:陽極と陰極の間に正孔輸送層、有機物の発光層及び電子輸送層などを積層した構成。電気を受けると、電子が励起状態に移り基底状態に戻るときに差分が光となる現象を利用。液晶よりも応答速度は速い。
記憶装置:(ハードディスク、SSD、USBフラッシュメモリなど)
◎キャッシュメモリ:演算途中の数値を一時的に記憶。
◎メインメモリ:入出力装置からのデータを受け取る。
◎外部記憶装置:大量のデータを保存。
制御装置
:入力装置、出力装置、記憶装置、演算装置を繫ぎ制御する。
演算装置(CPU、マイクロプロセッサー)
:内部メモリ上のデータに対して演算処理を行う。
液晶と有機ELの違いは押さえておこう。
【仮想記憶システム】
演算処理中にメモリ容量が不足した場合、メインメモリの内容の一部を外部記憶装置に書き出してメインメモリを確保し、処理を続行すること。
- スワップアウト
:データを書き出す動作。 - スワップイン
:スワップアウトしたデータを読み戻す動作。 - スラッシング
:スワップアウト、スワップインが頻繁に発生し、コンピュータの動作が低下する現象。 - スラッシング対策
①動作していないプログラムを停止する。
②メインメモリを増強する。
③多重処理を行っているプログラムがあれば、多重度を下げる。
【インターフェースの種類】
- シリアルインターフェース(直列)
:1つの回線で順番に直列伝送。 - パラレルインターフェース(並列)
:複数のデータ線を用いて一度に複数のデータを並列伝送。
【USBとは】
ユニバーサル・シリアル・バスの略で、直訳すると『汎用な直列接続の各種装置間を繫ぐデータ線』。ホットプラグやバスパワー方式に対応しているシリアルインターフェイス。
- 最大伝送速度
◎USB3.0:5Gbps
◎USB4.0:40Gbps - ホットプラグ
:使用するときだけ接続し、不要になったら切断することが可能な方式。
- バスパワー
:USB接続機器の電源もUSBデータ線で供給し、ケーブル1本で済む方式。
電気屋でたまに見てたUSB3.0やUSB4.0、通信速度の差こんな大きいんだね!!
スモール・コンピュータ・システム・インターフェースの略で、コンピュータと周辺機器との間のパラレルインターフェース。デイジーチェーン接続に対応。
2.4GHz帯を利用し、周辺機器を接続する無線インターフェイス。
過去問
令和元年度2級(学科・前期)No.25
問題
標準的な入手インターフェースであるUSB3.0に関する記述として、適当なものはどれか。
- ANSI(American National Standards Institute)により規格化され、デイジーチェーン方式で周辺機器を7台まで接続することが可能なパラレルインターフェースである。
- 最大データ転送速度が5Gbpsであり、ホットプラグやバスパワー方式に対応しているシリアルインターフェースである。
- インターフェース自体に制御機能が付いているため、パソコン等のホスト機器を必要とせず、機器同士を接続しデータ転送が可能なシリアルインターフェースである。
- キーボードやマウス、プリンタなどの周辺機器を接続する、2.4GHz帯を利用した無線インターフェースである。
ちなみに、①はSCSI、③はIEEE1394、④はBluetoothのことだよ。
令和元年度2級(学科・後期)No.31
問題
液晶ディスプレイに関する記述として、適当でないものはどれか。
- 液晶を透明電極で挟み、電圧を加えると分子配列が変わり、光が通過したり遮断したりする原理を利用したものである。
- 液体と気体の中間の状態をとる有機物分子である液晶の性質を利用したものである。
- カラー表示を行うために、画素ごとにカラーフィルタが用いられる。
- 液晶ディスプレイのバックライトには、LEDや蛍光管ランプが用いられる。
液晶の性質ではなく、有機物分子の性質を利用しているんだ。
令和元年度1級(学科・A)No.41
問題
有機ELディスプレイに関する記述として、適当なものはどれか。
- 陽極と陰極の間に。正孔輸送層、有機物の発光層及び電子輸送層などを積層した構成から成っている。
- 有機EL素子が電気的なエネルギーを受け取ると電子が基底状態に移り、励起状態に戻るときにエネルギーの差分が光として放出される現象を利用したものである。
- 自発光型であり応答速度は遅いが、液晶ディスプレイよりも軽量化、薄型化が可能である。
- 発光型の形状として面光源を有しているが、照明用途には適していない。
①は励起状態に移り基底状態に戻るが正解、②有機ELは液晶よりも応答速度は速い、③照明用途に適した有機ELも製品化されてるよ。
令和元年度2級(学科・前期)No.26
問題
仮想記憶システムでスワップイン、スワップアウトが繰り返されることでコンピュータの性能が急激に低下するスラッシングの防止対策に関する記述として、適当でないものはどれか。
- プログラム処理の多重度を下げる。
- メモリ消費量が大きいプログラムを停止する。
- 主記憶容量を増やす。
- ハードディスクを増設する。
スワップイン・スワップアウトはメインメモリ不足で発生する為、外部記憶装置であるハードディスクを増設しても効果ないよ。
令和元年度2級(学科・前期)No.08
問題
マイクロプロセッサーの誤動作原因として、適当でないものはどれか。
- 量子化雑音
- 中性子やアルファ線
- 静電気放電
- 雷等による電源ノイズ
①の量子化雑音はアナログ信号をデジタル信号に変換する時に発生するから、CPUであるマイクロプロッセッサーには関係ないね。
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