基礎編

【資格論】過去問攻略!!電気通信施工管理(基礎編㉓冗長化とマークアップ言語)

ピンポイント学習

だいだいろ
だいだいろ

複数のハードディスクを組み合わせて運用し、故障に対する耐性を高めるRAID技術についてだ。身近にやっているバックアップとは少し違うよ。

 

【冗長化とは

 システムの一部に何らかの障害が発生した場合に備えて、システム全体の機能を維持し続けられるよう予備装置をバックアップとして配置し運用しておくこと。

 

ストレージの冗長化=RAID(ストレージ=データの保存場所)
:複数台のハードディスクを組み合わせることで、仮想的な1台のハードディスクとして運用し冗長性を向上させる技術。

 

RAID0(ストライピング)
複数のディスクに分散して書き込むことで高速化。どれか一つでも故障すればデータが消失してしまう為、他のRAIDと組み合わせて使う。全体の稼働率(信頼性)は単体の稼働率を x 、台数を n とすると、xのn乗となる。

 

RAID1(ミラーリング)
複数のディスクに同一のデータを書き込むことで冗長化。全てのディスクが同時に故障しない限りデータが守られる。全体の稼働率(信頼性)は単体の稼働率を x 、台数を n とすると、1-(1-x)のn乗となる。

 

RAID01、RAID10
RAID01
RAID0(ストラピング)された領域をRAID1(ミラーリング)

RAID10
RAID1(ミラーリング)された領域をRAID0(ストラピング)
※ドライブ故障に対する耐性はRAID10の方が高い。

 

RAID5
:書き込むデータと計算された誤り訂正符号の冗長データ複数のディスクに分散して書き込むことで、高速化と冗長化の両方を高めたもの。ただし2台以上故障すると回復できない。全体の稼働率(信頼性)は単体の稼働率を x 、台数を n とすると、1-(1-x)の2乗となる。

 

RAID5
:RAID5を改良したもので、誤り訂正符号の冗長データを2種類作成し、2つのディスクに記録するもの。ただし3台以上故障すると回復できない。全体の稼働率(信頼性)は単体の稼働率を x 、台数を n とすると、1-(1-x)の3乗となる。

 

RAIDZ(RAID5、RAID6の改良版)
RAIDZ1(シングルパリティ)
RAIDZ1(ダブルパリティ):2台同時故障にも対応。
RAIDZ1(トリプルパリティ):3台同時故障にも対応。

だいだいろ
だいだいろ

沢山覚えることあって大変(◎_◎;)各RAIDの全体の稼働率(信頼性)の求め方も把握しておこう。

 

【マークアップ言語とは】

SGML(スタンダード・ジェネラル・マークアップ・ランゲージ)
:マークアップ言語の基盤。

HTML(ハイパー・テキスト・マークアップ・ランゲージ)
:SGMLの構文で作られ、現在WEB上で広く利用されている。先頭行に文書型宣言を書く必要がある

XML(エクステンシブル・マークアップ・ランゲージ)
XML宣言とXML文書本体からなる、SGMLをインターネット上の文章に特化したもの。文書型宣言を前書きに含める必要がある

だいだいろ
だいだいろ

僕らが見ているWEBページの殆どがHTMLだよ。

 

 

過去問

令和元年度2級(学科・後期)No.26

問題
複数のハードディスクを組み合わせて仮想的な1台の装置として管理する技術であるRAIDに関する次の記述に該当する名称として、適当なものはどれか。

「2台のハードディスクにまったく同じデータを書き込む方式」

  1. RAID 0
  2. RAID 1
  3. RAID 3
  4. RAID 5

正解:2

だいだいろ
だいだいろ

まったく同じデータを書き込む方式はRAID1(ミラーリング)だったよね!

 

令和元年度1級(学科・A)No.32

問題

2台のハードディスク(HDD)で構成したRAID1(ミラーリング)を2組用いてRAID0(ストライピング)構成とした場合の稼働率として、適当なものはどれか。
ただし、HDD単体の稼働率は0.8とし、RAIDコントローラなどHDD以外の故障はないものとする。

  1. 0.64
  2. 0.87
  3. 0.92
  4. 0.96

正解:3

だいだいろ
だいだいろ

RAID1の稼働率(信頼性)は1-(1-0.8)の2条で0.96。これらをRAID0にするということは0.96の2条で0.92となる。

 

令和元年度1級(学科・A)No.11

問題

XMLに関する記述として、適当なものはどれか。

  1. 前書きに記述できる内容は、XML宣言、文書型宣言、空白、コメント、及び処理命令であり、XML文書ではこの前書き部分を省略することはできない。
  2. ルート要素はXML文書の最初に出てくる要素であり、すべてのXML文書に存在するが、テキストだけが含まれる要素である。
  3. 正しいXML文書であるためには、整形式(well-formed)である必要があるが、整形式のXML文書には複数のルート要素が含まれることがある。
  4. 妥当な(valid)XML文書を作成するには、文書の構成や内容を記述した文法である文書型宣言を前書き部分に含める必要がある。

正解:4

だいだいろ
だいだいろ

XML文章には必ず、文書型宣言を前書きに含める必要があるよ。

 

次の記事⇩

【資格論】過去問攻略!!電気通信施工管理(基礎編㉔アルゴリズム)国家資格『電気通信施工管理技士』を1日30分の学習で取得させる攻略記事です。今回は基礎編24番『アルゴリズム』。学習範囲をギュッと絞り、効率良くピンポイント学習していきましょう。...

 

記事一覧⇩