施工管理編

【資格論】過去問攻略!!電気通信施工管理(施工管理編④工程表)

電気通信施工管理技士
施工管理編④工程表

ピンポイント学習

工程表の種類についてだよ。何を表現したものかを把握しておこう。

 

【工程表

工事の施工順序と所要の日数をわかりやすく図表化したもの

バーチャート工程表

縦軸:作業項目(部分工事)
横軸:暦日
各工事に必要な日数を横棒で表す。

  • 各工事の工期がわかりやすく総合工程表で使用される。
  • 図表の作成が容易であるが、各部分工事の工期に対する影響の度合いは把握できない。

 

ガントチャート工程表

縦軸:作業項目(部分工事)
横軸:出来高比率
各作業項目の出来高比率を横棒で表す

  • 各部分工事の進捗度合いはよくわかるが、それ以外の項目(工期やそれに影響する部分工事)は不明。

 

曲線式工程表(出来高累計曲線)

縦軸:出来高比率
横軸:工期
全体工事の出来高比率の累計を曲線で表す

  • 工事全体の出来高比率の累計はわかるが、全体工事と部分工事の関係を明確に表現することはできない。

 

グラフ式工程表

縦軸:出来高比率
横軸:工期
工種ごとの工程の出来高比率を曲線で表す

  • 工種ごとの工程の出来高比率はわかるが、工事全体の出来高比率の累計はわからない。

 

この4種類把握しておけばOKだよ。

 

 

過去問

令和元年度1級(学科・B)No.19

令和元年度1級(学科・B)No.19

問題
各種工程表の種類と特徴に関する記述として、適当なものはどれか。

  1. バーチャート工程表は、横軸に部分工事をとり、縦軸に各工事に必要な日数をとる。
  2. バーチャート工程表は、図表の作成が容易であり、各部分工事の工期に対する影響の度合いも把握できる。
  3. ガントチャート工程表は、縦軸に出来高比率をとり、横軸に工期をとって、工事全体の出来高比率の累計を曲線で表す。
  4. ガントチャート工程表は、各部分工事の進捗度合いはよくわかるが、後期に影響する部分工事がどれであるかは不明である。

正解:4

①と②のバーチャート工程表は、縦軸に作業項目・横軸に暦日で、各部分工事の工期に対する影響度合いは把握できなかったよね。③のガントチャートは縦軸に作業項目・横軸に出来高比率で、各部分工事の出来高比率を横棒で表したもの。

 

令和元年度2級(学科・前期)No.59

令和元年度2級(学科・前期)No.59

問題
建設工事で使用される各種工程表に関する記述として、適当なものはどれか。

  1. バーチャートは、各工事の工期がわかりやすく総合工程表で使用される。
  2. ガントチャートは、各部分工事の工期がわかりやすい。
  3. グラフ式工程表は、工事全体の出来高比率の累計がわかりやすい。
  4. 出来高累計曲線は、全体工事と部分工事の関係を明確に表現できる。

正解:1

②のガントチャートは横軸が出来高比率だから、工期がわかりにくいよ。③のグラフ式工程表は工種ごとの出来高比率はわかるが、工事全体の出来高比率の累計はわからない。④の出来高累計曲線は全体工事の出来高比率の累計を表すものだから、全体工事と部分工事の関係を明確に表現することはできないよ。

 

令和元年度2級(学科・後期)No.59

令和元年度2級(学科・後期)No.59

問題
建設工事で使用される各種工程表に関する記述として、適当なものはどれか。

  1. バーチャートは、作業項目別に工程を矢線で表したものである。
  2. ガントチャートは、作業項目別に出来高を折れ線グラフで表したものである。
  3. 出来高累計曲線は、工事全体の工事原価率の累計を曲線で表したものである。
  4. グラフ式工程表は、各種ごとの工程を斜線で表したものである。

正解:4

①と②の矢線・折れ線グラフは工程表には用いないぞ。③の出来高累計曲線は出来高比率の累計を曲線で表したものだ。

 

 

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