基礎編

【資格論】過去問攻略!!電気通信施工管理(基礎編㉚テレメータ)

電気通信施工管理技士
基礎編㉚
テレメータ

ピンポイント学習

2級ではあまり出ないから、2級の人はパスしても良いかも。

【テレメータとは

離れた場所から伝送された測定量を計測・記録する装置。

河川水位監視システム

:各地の雨量や河川の水位を観測し、台風などの災害時に警戒水位を超えた場合、避難勧告等を発する。最近では該当地域の住民に直接警戒メールを送るシステムも導入されている。

 

引用元:日本無線さん

一般観測動作
  • 観測局呼出方式
    監視局から観測局を、一括又は個別に呼出しデータ収集する方式。
    ※一括観測局呼出は、予め定めた順序・時間間隔でデータ送信を行う
  • 観測局自律送信方式
    観測局が毎定時に監視局に観測データを自動送信する方式。

 

異常値起動動作
  1. 観測局がセンサから異常観測を受信
  2. 異常値起動信号を監視局に送信
  3. 全観測局を呼出データ収集

これらの手順で、ゲリラ豪雨にも対応し、住民への警報対策に役立てている。

 

監視カメラ設備

  • 単板式カメラ
    1枚のCCDで撮像を行う。色分解用の補色フィルターをモザイク状につけることで色信号を取り出す。小型化には有利だが、色再現は低い。
  • 3板式カメラ
    RGBを1枚ずつ、計3枚のCCDを使用する。3原色それぞれで専用CCDを使う為、色再現性や解像度が高い。

⇩カメラの仕組みをもっと詳しく⇩

引用元:高知工科大学 環境理工学部 古田研究室さん

 

河川水位監視システムの仕組みはイメージできるようにしとこう!!

 

 

過去問

令和元年度1級(学科・A)No.42

令和元年度1級(学科・A)No.42

問題
ダムなどの放流警報設備に関する記述として、適当でないものはどれか。

  1. 放流警報設備は、制御監視局装置、中継局装置、警報局装置から構成されるが、回線構成により中継局装置を配置しない場合もある。
  2. 警報局装置は、警報を伝達すべき地域に警報音の不感地帯が生じないよう配置されるが、音の伝達は伝搬経路の環境や気象条件によっても影響を受けるため、悪天候時での警報も考慮することが求められる。
  3. 警報局装置は、警報装置、無線装置、空中線、スピーカ、サイレン及び集音マイク等により構成されており、ダム管理所帯からの制御監視によりサイレン吹鳴、疑似音吹鳴及び音声放送等で警報を発する。
  4. 放流警報操作で使用する無線周波数帯は、警報局装置までの伝送経路として渓谷や山間部など地形的に見通せない場所も多いため、一般的に短波帯(HF)が使用される。

正解:4

HFは見通せない場所にも電波が届く半面、信頼性に欠けるみたいだね。ダムや防災無線にはVHFやUHFを使用するよ

【資格論】過去問攻略!!電気通信施工管理(基礎編⑬電波の特徴)国家資格『電気通信施工管理技士』を1日30分の学習で取得させる攻略記事です。今回は基礎編13番『電波の特徴』。学習範囲をギュッと絞り、効率良くピンポイント学習していきましょう。...

 

令和元年度1級(学科・A)No.33

令和元年度1級(学科・A)No.33

問題
ダム管理用制御処理設備に関する記述として、適当でないものはどれか。

  1. 操作演算処理は、各ダムの操作規則等に従い、ダムから放流を行うための放流方式にもとづいてダムから放流すべき水量の目標値(目標全放流量)や放流設備1門ごとの目標放流量、ゲート・バルブ開度(目標開度)を算出するものである。
  2. 放流設備の操作処理は、放流設備からの状態信号及び機側操作盤への操作信号の伝送系統を監視し、放流設備の操作方法に従った法流設備の操作を行うものであり、遠方手動操作装置には自動操作、半自動操作及び機側操作を行う機能を持たせる。
  3. 入出力処理は、貯水位計測データや放流設備からのデータ、信号をダム管理用制御処理設備に取り込む入力処理と、放流設備に開閉信号を送信する出力処理からなる。
  4. 24時間連続稼働が要求される放流操作装置や情報入力・提供装置にはFAパソコンが用いられる。

正解:2

遠方手動操作装置が持つ機能は、自動操作、半自動操作・開度設定値一回限り操作と規定されているんだ

 

令和元年度1級(学科・A)No.44

令和元年度1級(学科・A)No.44

問題
雨量、水位等の水文観測に使用されるテレメータのデータ収集方式に関する記述として、適当でないものはどれか。

  1. 観測局呼出方式のテレメータのデータ収集は、監視局から観測局を一括又は個別に呼出して観測データを収集する方式である。
  2. 観測局自律送信方式のテレメータのデータ収集は、観測局自らが正定時に観測データを自律送信し、監視局でデータ収集する方式である。
  3. 観測局呼出方式のテレメータの一括呼出方式は、通常、監視局から呼出信号を観測局に送信し、呼出信号を受信した観測局が観測データを取り込み、即座に監視局に観測データを送信する方式である。
  4. 観測局自律送信方式のテレメータは、精度の高い時刻管理の下で単純な送受信動作を行うため収集時間の短縮、データの正時性確保、IP対応等のメリットはあるが、再呼出機能がないため、伝送回線の品質確保や欠測補填対策等が必要となる。

正解:3

一括呼出信号を受けた観測局は、予め定めた順序・時間間隔でデータ送信を行うよ。何故なら、どの観測局も即座に送信してしまうと、複数の観測局同士の送信データが衝突してしまう恐れがあるためだね。

 

令和元年度2級(学科・前期)No.27

令和元年度2級(学科・前期)No.27

問題
施設監視や防犯などで使われる監視カメラに関する記述として、適当なものはどれか。

  1. 単板式カメラの撮像センサでは、CCDを用いることができないためCMOSが用いられている。
  2. 3板式カメラは、光の3原色に応じた3つの撮像センサを持ち、色分解プリズムにより入射光を3原色の成分に分けて撮像する。
  3. 単板式カメラは、白黒撮影用であり、3板式カメラはカラー撮影用である。
  4. レンズのズーム・フォーカス位置、旋回台の位置などを記憶する機能をホームポジション機能という。

正解:2

ちなみに、①③の単板式カメラは1枚のCCDでフィルターをかけて色を取り出す仕組み。④のホームポジション機能は、オンライン監視等でカメラを手動操作した後に、自動的にカメラ方向を元方向に戻す機能の事。

 

 

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