ピンポイント学習
だいだいろ
各変調方式の情報量比較する為の計算が難しいかも…。
【周波数の種類】
- VHF(30~300MHz)
:防災無線・航空無線・FMラジオ等で使用。初夏頃にスポラディックE層を反射して地上に戻ってくる異常伝搬が起こることがある。 - UHF(300~3000MHz)
:地上デジタルテレビ、携帯電話等で使用される無線通信のメインバンド。電離層反射は起こらない。 - SFH(3~30GHz)
:人工衛星・無線LAN・パラボラアンテナ等で使用。高い周波数では雨などによる減衰影響を受けてしまう。
だいだいろ
地上波TVのアナログ時代はVHFを、現在のデジタル放送はUHFの電波を使用してるんだよ。
【デジタル変調方式の種類】
- 振幅変調:ASK
- 周波数変調:FSK
- 位相変調:PSK
1ビット載せたもの=BPSK
2ビット載せたもの=QPSK
3ビット載せたもの=8PSK
4ビット載せたもの=16PSK - QAM:振幅変調+位相変調
振幅2ビット位相2ビット合計4ビットを一度に変調するもの=16QAM
振幅3ビット位相3ビット合計6ビットを一度に変調するもの=64QAM
だいだいろ
一度に大量の情報を載せる事ができるQAMは携帯電話の電波の変調方式として主に使われているよ。
過去問
令和元年度2級(学科・前期)No.05
問題
超短波(VHF)帯の用途や特徴に関する記述として、適当なものはどれか。
- 山岳回析により山の裏側に伝わることがある。
- 我が国の地上デジタルテレビ放送は、この周波数帯を使用している。
- 電離層での反射による異常伝搬が起こらない周波数帯である。
- 主に、パラボラアンテナが使用される。
正解:1
だいだいろ
ちなみに、②の地デジTV放送はUHF帯、③は初夏頃にスポラディックE層を反射して地上に戻ってくる異常伝搬が起こることがあるんだ。④のパラボラアンテナはSHF帯以上を使ってるよ。
令和元年度1級(学科・A)No.05
問題
デジタル変調のQAM方式に関する記述として、適当でないものはどれか。
- 16QAMは、直交している2つの4値のASK変調信号を合成して得ることができる。
- 16QAMは、受信信号レベルが安定であれば16PSKに比べBER特性が良好となる。
- 64QAMの信号点間距離は、QPSK(4PSK)の1/7となる。
- 64QAMは、16QAMに比べ同程度の占有周波数帯幅で2倍の情報量を伝送できる。
正解:4
だいだいろ
16QAMは16=2の4乗で4ビット、64QAMは64=2の6乗で6ビットだから、6÷4で1.5倍になるね。
令和元年度2級(学科・前期)No.18
問題
移動通信に用いられる次の変調方式のうち、周波数利用効率が最も高いのはどれか。
- QPSK
- GMSK
- 16QAM
- 8PSK
正解:3
だいだいろ
周波数利用効率が最も良いのは、16=2の4乗で4ビットの16QAMだね。ちなみに、QPSKは2ビット、8PSKは3ビット。
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