ピンポイント学習
だいだいろ
暗号化技術、承認技術共に似た名前が沢山出てくるから、整理しながら覚えよう。
【無線LANの暗号化技術】
- WEP:暗号化アルゴリズムにRC4を用いる。40ビット鍵を使用。用意に解読できることが判明し、今では推奨されない企画。
- WPA:暗号化アルゴリズムにTKIPを採用。WEPの弱点を補強するために128ビット鍵を使用。
- WPA2:WPAの改良版で、共通暗号方式であるAES方式をベースにしたCCMPを導入。
【無線LANの承認技術】
- WEA-MD5:チャレンジ&レスポンス方式。クライアント側のみ認証。暗号化されたIDとパスワードを使用。
- EAP-TLS:サーバ・クライアント双方の電子証明書で認証を行う方式。TLSのサーバ認証・クライアント認証の仕組みを使用。
- EAP-TTLS:サーバ側のみ電子証明書を準備し、サーバ認証済みTLS通信網を構築、その通信網を通してパスワードによるクライアント認証を行う方式。
- EAP-PEAP:サーバ側のみ電子証明書を準備し、サーバ認証済みTLS通信網を構築、その通信網を通して、更に別のEAP通信でクライアント認証を行う方式。
VLANとは
バーチャル(仮想)LANの略。物理的な1つのLANを、仮想的に複数のLANに分けたり、逆に物理的に分かれたLANを仮想的な1つのLANに見せたりする技術。
過去問
令和元年度2級(学科・前期)No.17
問題
無線LANの暗号化方式に関する記述として、適当でないものはどれか。
- WEP方式では、暗号化アルゴリズムにDES暗号を使用している。
- WPA2方式では、暗号化アルゴリズムにDES暗号をベースとしたAES-CCMPを用いている。
- WPA方式では、TKIPを利用してシステムを運用しながら動的に暗号鍵を変更できる仕組みになっている。
- WEP方式は、WPA、WPA2方式に比べ脆弱性があり安全な暗号方式とはいえない。
正解:1
だいだいろ
WEPが暗号化アルゴリズムに用いているのは、RC4だったよね。
令和元年度1級(学科・A)No.22
問題
無線LANの認証で使われる規格 IEEE 802.1X に関する記述として、適当でないものはどれか。
- EAP-PEAPは、TLSハンドシェイクの仕組みを利用する認証方式である。
- EAP-TTLSのクライアント認証は、ユーザー名とパスワードにより行う。
- EAP-MD5は、サーバー認証とクライアント認証の相互認証である。
- EAP-TLSのクライアント認証は、クライアントのデジタル証明書を検出することで行う。
正解:3
だいだいろ
EAP-MD5は、相互認証ではなくクライアント側のみの一方向認証なんだ。
令和元年度1級(学科・A)No.29
問題
ネットワークを介してユーザ認証を行う場合に使用されるチャレンジレスポンス認証の仕組みに関する記述として、適当なものはどれか。
- クライアントにおいて、利用者が入力したパスワードとサーバから送られてきたチャレンジコードからハッシュ値を生成し、サーバに送信する。
- クライアントにおいて、利用者が入力したユーザIDとサーバから送られてきたチャレンジコードからハッシュ値を生成し、サーバに送信する。
- サーバにおいて、利用者が入力したパスワードとクライアントから送られてきたチャレンジコードからハッシュ値を生成し、クライアントに送信する。
- サーバにおいて、利用者が入力したユーザIDとクライアントから送られてきたチャレンジコードからハッシュ値を生成し、クライアントに送信する。
正解:1
だいだいろ
チャレンジレスポンス認証は、パスワードをサーバとやりとり。で覚えとこ!!
令和元年度2級(学科・後期)No.23
問題
VLANに関する記述として、適当なものはどれか。
- 暗号化やトンネリングによりセキュリティを確保することで、インターネット上で仮想的な専用回線を構築するものである。
- 複数のプライベートIPアドレスとポート番号を1個のグローバルIPアドレスと任意のポート番号に変換するものである。
- スマートフォンなどの携帯端末をアクセスポイントのように用いて、パソコン等をインターネットに接続するものである。
- 物理的に1台のスイッチングハブを、論理的に複数のスイッチングハブとして利用するものである。
正解:4
だいだいろ
VLANは、物理的な1つのLANを、仮想的に複数のLANに分けて利用できるようにする技術だよね。ちなみに、①はVPN、②はNAT、③はテザリングのことだよ。
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