ピンポイント学習

【ＩＰｖ４アドレスとは】

1990年代後半からのインターネットの普及と共に広く使われるようになったＩＰアドレスで32ビットを８ビットごとの１０進数で表す。アドレス総数は２の３２乗個で約４３億台。つまり最大約43億台のコンピュータがインターネットに直接接続できる。

• ネットワークアドレス
  ：ネットワークを代表するアドレスのこと。ＩＰアドレスによって上位何ビットまでがネットワークアドレスなのかが違う為、その区切り個所をサブネットマスクで示す。ネットワークアドレスの表し方は、区切った以降をすべて“０”にしたアドレスとなる。ホストアドレスには含まれないので注意が必要。
• ホストアドレス
  ：そのネットワーク内で個々の端末を表すアドレス。サブネットマスクで区切る個所によって、ホストアドレスの数が変わる。つまり接続できる機器の最大数が変わってくる。
• ブロードキャストアドレス
  ：ネットワーク内のすべての機器にデータを一斉配信するために使われる特殊なアドレスで、ネットワークアドレスとは真逆の区切った以降をすべて“１”にしたアドレスとなる。ホストアドレスには含まれないので注意が必要。
• サブネット
  ：ネットワークが多き過ぎる場合、複数の小さなネットワークに分けて管理する時に用意る、分けたそれぞれの小ネットワークのこと。

【ＩＰｖ４アドレスのクラス】

クラスＡ：最上位ビットが０で、ホストアドレス長は２４ビット。

クラスＢ：上位２ビットが１０で、ホストアドレス長は１６ビット。

クラスＣ：上位３ビットが１１０で、ホストアドレス長は８ビット。

クラスＣ：上位４ビットが１１１０で、特殊な通信用。

クラスＤ：上位４ビットが１１１１で、実験目的用に予約。

【ＩＰｖ６アドレスとは】

ＩＰｖ４ではアドレス数が足りなくなってきた現代、新しく登場した規約で、128ビットを４ビットごとの１６進数で表します。アドレス総数は２の１２８乗個。。。ほぼ無限です。家電類も含めありとあらゆる機器がIPv6アドレスを使えるようになります。

１６進数４桁ごとに：で区切って表記するのですが、長すぎる為に１６進数４桁が００００となる場合は：：と短縮できる。ただし、最も長くなる１か所のみに限る。

過去問

問題
ＩＰｖアドレス「192.168.10.128/26」のネットワークで収容できるホストの最大数として、適当なものはどれか。

1. ２６
2. ６２
3. １２８
4. ２５４

正解：２

問題

ＩＰアドレスの表現方法であるクラスＣに関する記述として、適当なものはどれか。

1. マルチキャストに対応したネットワークを構築する場合に使用する。
2. ホストアドレス部が１６ビットのネットワークを構築する場合に使用する。
3. ホストが２５４台以下のネットワークを構築する場合に使用する。
4. ＩＰｖ６に対応したネットワークを構築する場合に使用する。

正解：３

問題

ＬＡＮに繋がっている端末のＩＰアドレスが「192.168.3.121」でサブネットマスクが「255.255.255.224」のとき、この端末のホストアドレスとして、適当なものはどれか。

1. ９
2. ２５
3. １２１
4. ２４９

正解：２

問題

次のＩＰｖ６アドレスをRFC5952で規定されているＩＰアドレス表記法で記述した場合、適当なものはどれか。

「0192:0000:0000:0000:0001:0000:0000:0001」

1. １９２：：：：１：：：１
2. １９２：：１：：１
3. １９２：：１：０：０：１
4. １９２：０：０：０：１：：１

正解：３