ピンポイント学習
1級受ける場合はしっかり覚えておこう。
【光通信技術】
発光素子(電気信号➡光信号)
◎発光ダイオード:安価だが均一な光が難しい。
◎半導体レーザ:通信用光ファイバの光源として多用されている。
受光素子(光信号➡電気信号)
◎フォトダイオード:一般的に使用されている。
◎フォトトランジスタ:信号を直接増幅するトランジスタ内臓。
光通信の変調方式
:パルス振幅変調方式(電気信号の強さに応じて光の強度を変化させる。)
直接光変調方式
:半導体レーザ等の発光素子が、直接光の強度を変える方式。
外部光変調方式
:半導体レーザ等の発行素子からの無変調の光を外部信号によって、位相・振幅・偏波面を変化する方式。
直接光変調方式と外部光変調方式の違いを把握しとこう。
【光ファイバ損失試験】
カットバック法(電気信号➡光信号)
:光ファイバを切断し、測定値の差から高精度で損失を求める方法。
挿入損失法(光信号➡電気信号)
:光源とパワーメーターを使い、非破壊で損失を測定する方法。
OTDR法
:光パルスを入射し、光ファイバ内で反射してくる光の強度から損失を測定する方法。
ツインパルス法
:波長が異なる2つのパルスを同時に入射し、到達時間により波長分散を測定。
※損失を測定するものではない。
ツインパルス法は損失測定じゃなくて、波長分散を測定することに注意だ!!
過去問
令和元年度2級(学科・前期)No.13
問題
光ファイバ通信技術を用いた伝送システムに関する記述として、適当でないものはどれか。
- 電気エネルギーを光エネルギーに変換する素子には、発行ダイオードと半導体レーザがある。
- 光ファイバの増幅器は、光信号のまま直接増幅する装置である。
- 光送受信機の変調方式には、電気信号の強さに応じて光の強度を変化させるパルス符号変調方式がある。
- 光ファイバは、コアと呼ばれる屈折率の高い中心部と、それを取り囲むクラッドと呼ばれる屈折率の低い外緑部からなる。
電気信号の強さに応じて光強度を変化させる光通信の変調方式は、パルス振幅変調方式だったよね。
令和元年度1級(学科・A)No.20
問題
光変調方式に関する記述として、適当でないものはどれか。
- 直接光変調方式は、送信信号で半導体レーザからの光の位相を変化させる変調方式である。
- 直接光変調方式は、構成が簡単で、小型化も容易、コスト低兼であるなどの特徴を有する変調方式である。
- 外部光変調方式は、半導体レーザからの無変調の光を光変調器により送信信号で変調を行う方式である。
- 外部光変調方式には、電気光学効果による屈折率変化を利用する方式と、半導体の電界吸収効果による光透過率の変化を利用する方式がある。
直接光変調方式は、光の位相を変えることはできないよ。
令和元年度1級(学科・A)No.18
問題
光ファイバの伝送特性試験に関する記述として、適当でないものはどれか。
- カットバック法は、被測定光ファイバを切断する必要があるが光損失を精度良く測定できる。
- OTDR法は、光ファイバの片端から光パルスを入射し、そのパルスが光ファイバ中で反射して返ってくる光の強度から光損失を測定する。
- 挿入損失法は、被測定光ファイバ及び両端に固定される端子に対して非破壊で光損失を測定できる。
- ツインパルス法は、光ファイバに波長が異なる2つの光パルスを同時に入射し、光ファイバを伝搬した後の到達時間差により光損失を測定する。
ツインパルス法で測定できるのは波長分散だったよね。
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